急性アルコール中毒を見極める3つの症状と対処法

急性アルコール中毒は脳だけでなく呼吸器官や循環器官にも悪影響を与える恐ろしい病気です。

治療が遅れることで命を落とす危険性も十分にあるのです。

いち早く急性アルコール中毒の症状を見極め、救急車を呼ぶようにしてください。

急性アルコール中毒の症状と対処法

自力で立てない

酔うと千鳥足になる人はよくいますが、自力で立つことが出来なくなったときには、急性アルコール中毒の症状が出始めていると判断してください。

まずは衣服をゆるめて楽にしてあげてください。

意識があるうちにとにかく水を飲ませ、血中のアルコール濃度を出来るだけ薄めてあげましょう。

このとき飲ませるものはお茶でもスポーツドリンクでもなく、水が一番効果的です。
急性アルコール中毒を起こすと体温が低下してくるので、あまり冷たい水を飲ませるのは危険です。
ぬるめの水を用意してください。

血中アルコール濃度が0.4%を超えると、心臓や呼吸に障害が現れます。
0.4%を絶対に超えることがないように、とにかく水を飲ませましょう。

眠ったまま起きない

眠ってしまった場合は、つねったりして痛みを与え、何らかの反応があるかどうかを確認してください。

もし振り払うなどの反応が見られる場合は、まだ大丈夫です。

ただ、寝ながら嘔吐して嘔吐物が喉に詰まり、窒息する恐れがあります。
横向きに寝かせてあごを上に引き、吐いても喉に詰まらないように注意してあげましょう。

また、体温が下がらないように上着や毛布をかけてあげたり、部屋の温度を上げてください。

ここで重要なのは、絶対に1人にしないことです。
呼びかけに反応するから大丈夫だろうと思っていても、次第に意識がなくなっていくケースもあります。
常に様子を注意深く見守っていてあげてください。

痛みを与えてもゆすっても大声で呼んでも起きない場合は、意識レベルが低下している証拠です。

ただちに救急車を呼んでください。

このとき救急車を呼ぶかどうかの判断の遅れが、命取りになるということを覚えておいてください。

大量の嘔吐

嘔吐物の量が多かったり血が混じっている場合はすぐに救急車を呼びましょう。

そうでない場合は、吐けるだけ吐かせて体内のアルコールを少しでも減らしてあげてください。

急性アルコール中毒の死亡例の多くが、嘔吐物が喉に詰まったことによる窒息死です。

寝たままの状態で嘔吐した場合は抱き起こさずに、横になったまま吐かせてください。
喉に詰まらせることのないように、注意深く観察していましょう。

最後に

酔った勢いや上司からの命令を断れない、という理由で無理な飲み方をして、急性アルコール中毒で運ばれる人は後を絶ちません。

しかし、どんなにお酒に強い人でも慣れている人でも、急性アルコール中毒を起こす可能性はあるのです。

特にこれからの季節は歓送迎会などでお酒を飲む機会も増えるでしょうから、十分に気をつけるようにしてください。

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